こむら返りとは?
こむら返りとは、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が突然けいれんし、強い痛みとともに筋肉が硬直する症状です。「足がつる」とも呼ばれ、就寝中や運動中に突然起こることが多く、多くの人が経験する一般的な症状です。
数秒から数分間続くことが多く、痛みが引いた後でも筋肉のだるさや張りが残ることがあります。
こむら返りの主な原因
- 水分・電解質の不足:カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラル不足は筋肉の正常な収縮を妨げます。発汗や水分不足が引き金になることが多いです。
- 筋肉の疲労:長時間の立ち仕事・歩行・運動による筋肉疲労が蓄積すると、神経の誤作動が起きやすくなります。
- 冷え・血行不良:就寝中に布団から足が出て冷えたり、血流が低下したりすることで筋肉への酸素供給が減り、けいれんが起きやすくなります。
- 筋肉の柔軟性低下:ストレッチ不足や加齢により筋肉が硬くなると、わずかな刺激でけいれんが起きやすくなります。
- 薬の影響:利尿薬・降圧薬・スタチン系薬などの一部の薬が、こむら返りを引き起こすことがあります。
こむら返りが起きたときの対処法
① ふくらはぎを伸ばす(最も重要)
けいれんが起きたら、足首をゆっくりと手前に引き、ふくらはぎの筋肉を伸ばします。立てる場合は壁に手をついて、かかとを床につけたまま前傾姿勢をとると効果的です。無理に力を入れず、ゆっくりと伸ばすことがポイントです。
② 温める
痛みが少し落ち着いたら、患部を温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。ホットタオルや使い捨てカイロを活用しましょう。
③ マッサージ
けいれんが収まったあと、ふくらはぎをやさしくほぐすように揉むと回復を助けます。力を入れすぎず、心臓に向かって(下から上に)マッサージするのが基本です。
こむら返りを予防するポイント
- 就寝前にコップ1杯の水を飲む習慣をつける
- バナナ・ナッツ・乳製品などミネラルを含む食品を積極的に摂る
- 就寝前に軽いストレッチを行う
- 寝るときは足が冷えないように靴下や毛布で保温する
- 日中は定期的に水分補給を行う
繰り返す場合は受診を検討しましょう
こむら返りが週に何度も起きる・痛みが長引く・筋肉の萎縮を伴うといった場合は、腰部脊柱管狭窄症や末梢動脈疾患など別の疾患が隠れている可能性があります。整形外科や内科への相談をおすすめします。